HOMEバックナンバー/2011.11.18 放送
前回の授業

ライフスタイルに合わせた家の建て方(3)

賃貸併用住宅のつづき

賃貸派vs購入派、どちらがお得?というテーマを、よく住宅情報誌で目にしますよね?大抵の場合、住宅メーカーが家を売るために発行する雑誌では「持家がお得!」という結論を出すことが多いです。しかし、計算上では、返済額VS賃料、将来資産などから成り立つ場合もあります。

その昔「住宅スゴロク」という言葉がありました。
親子三人川の字から始まり、成長独立し賃貸、結婚して分譲マンション、そして庭付き一戸建でゴール!というものです。



しかし、この住宅スゴロクには続きがありました…。

設備が古くなったり、家の老朽化で大規模修繕のために建替えする住宅は、1970年以降のものが多いことから、庭付き一戸建てがゴールではなかったのが証明されてしまったのです。

築20年~30年後の住宅ローンが終わる頃に、再び「建替え(購入)or賃貸」の決断を迫られる現実。どちらが得か?っていうのは難しいですね。



住み心地の良さで考えてみよう
オーダー住宅(購入)の場合

「購入」と「賃貸」の違いは何か?比較してみましょう。

  賃貸の場合 購入の場合
耐震・耐久性 オーナー任せ。 家族や自分で検討できる
防音性 隣の生活音が聞こえる 性能を上げるも下げるも自由
収 納 決まったスペース、大きさ 家族の要望で大きさやレイアウト、使いやすさも自由
セキュリティー 基本的にはオーナー任せ 建築段階からの防犯対策も検討できる

表のとおり、購入する場合は、自分や家族が快適に暮らせる設備を、予算と相談しながら設定できますが、賃貸の場合、賃貸経営側の建築コストと採算の関係がありますから、大抵の場合設備はオーダー住宅のほうが良いですね。


賃貸住宅を選択する場合

では賃貸を選択した場合、良い住まいを探すにはどうすればいいのでしょうか?
たとえば購入者が、転勤などで一時的に貸している物件などの分譲マンションでは、設備や耐震なども充実していておすすめです。

賃貸料金の目安は、広さと利便性で、賃料を決めていることが多いですから周辺より極端に高いこともないでしょう。しかし、長期間住めるかは心配です。


賃貸併用住宅を選択する場合

耐震性や設備など併用住宅であれば、オーナーの立場で建築を考えると、自宅を建てるのと同じなので、耐震性や耐久性、設備も建築検討の重要ポイント。採算だけを重視するわけにはいきません。

これにより、賃貸部分のみ耐震性を低くするわけにもいかないので、賃貸物件としてのみの建て物より、品質は高めで安心です。借りる側も安全な家に住むことができます。ただし、採算も重要な事ですので、敷地の条件等によっては、まったく違う結果も出ます。



今回のまとめ

資産活用の方法には、土地にあわせていろいろあるということを覚えておいてください。
買う側も借りる側も、家には安心・安全を望むもの。
大切な資産をより効率よく、活用するためには、さまざまな事をしっかり考えなくてはなりません。

つくりて側の意見ばかりではなく、敷地の現在の価値将来性、建築法規・・・家族の将来など、ファイナンシャルプランナー税理士に相談してみることもおすすめします。


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